「広報かまがや」12月15日号に市民の皆様に「健康だより」を発信
2016年12月26日掲載
このコラムは年に2回(6月と12月)掲載していますので、是非ご覧ください。
『フッ化物でむし歯予防』
「毎日歯磨きしているのにむし歯になってしまう。」ということを耳にすることがあります。むし歯の原因はミュータンス菌という細菌です。ミュータンス菌が砂糖(ショ糖)を分解すると酸を産生します。その酸で歯が溶けてしまうのがむし歯です。
フッ化物は歯に吸収されると、酸で歯が溶けるのを防ぎ、むし歯を予防します。フッ化物は生え始めの幼若な歯によく吸収されます。そのため、12 歳臼歯が生えて成熟するまでの14 歳くらいまでがむし歯予防で大切な時期となります。フッ化物を有効に使うことでむし歯の発生率を減らすことができます。 歯科医院で3・4 カ月間隔でフッ化物を塗布する以外にも、毎日使用している歯磨き粉からフッ化物を吸収させることが大切です。そのためにはフッ化物入りの歯磨き粉を使い、磨いた後のうがいは10〜15ml の水で1 回だけ、その後1・2 時間は飲食をしないというのが理想的です。また現在、市内の小学校で行われているフッ化物洗口もとても有効です。
フッ化物を正しく使い、むし歯を予防しましょう。
(公社)船橋歯科医師会
「広報かまがや」の最新号及びバックナンバーは、PDF形式でいつでもご覧いただけます。
↓ 詳しくはこちら ↓