船橋歯科医師会主催「第12回市民公開講座」が開催されました
2016年11月08日掲載
平成28年10月30日(日)に市民公開講座が、船橋市福祉保健センターにて行われました。
今年のテーマは「妊娠中の口腔環境の変化と管理・治療―マイナス1歳からの口腔管理―」、講師は日本歯科大学附属病院 口腔リハビリテーション科の児玉実穂(こだまみほ)先生です。児玉先生はこの病院で「マタニティ歯科外来」という全国でも数少ない「妊婦さんのための歯科外来治療」を受け持っておられます。
生まれてくる赤ちゃんに一番近いお母さんのお口の中のむし歯菌等の病原菌は、直接赤ちゃんに伝染します。乳歯は胎生期7週目から形成されるので、乳幼児の健康なお口の環境を確保するためには、お母さんのお腹の中から、すなわちマイナス1歳からのお母さんのお口の管理を含む生活習慣の見直しが必要になるというお話でした。
お口のことはどうしても二の次になってしまう妊娠期ですが、お母さんのお口の環境を整えることは赤ちゃんの健康に大切な事、それは又、赤ちゃんの情緒を育てるスキンシップを安心してできるということに繋がります。是非、ゆったりとしたご自身のお体を大切にした妊娠期をお過ごしください。