マイナンバーのメリットは?

2016年03月03日掲載

従業員のマイナンバーを確認・管理したり、自身のマイナンバーを自治体へ提出したり…今年に入り暫く様子を見ていましたが、色々とやらなければならない事が多いですね。
マイナンバーはうまく活用すれば本当に便利なのか?先日の報道では、いずれは各店舗のポイントカードをマイナンバーに一本化出来るとか…ホントかな?保険証の種別等もマイナンバーを活用し医療機関での確認作業を簡略かつ正確にできるようになるらしいのですが。でも客観的に考えて、ポイントを一本化するとか、保険証の確認を簡略化とか、何か特別な機器が必要なはずで…そうなるとその負担は誰がするのでしょうか?
例えばETCカードは、料金所での渋滞を解消することが目的で普及しましたが、それはすべての利用者が“現金で支払うよりもETCカードでの支払いのほうが割安だから”であって、果たしてマイナンバーを普及させることによって一体何が(誰が)得をするのでしょうか?アメリカや韓国では失敗した、デンマークでは成功しているとか、専門家は比較対象を挙げていますが、実際には国民性や各国の状況、時代等様々なファクターがあるので参考にならないのではないかと私は考えます。利用する場所は日本であって、日本人が使用するのです。マスコミの報道の仕方にも影響を受けやすい国民性であることも気がかりではありますが…
いずれにせよ、全国民のデータを管理することにより、出来ることは無数に存在するのは事実。そしてそれを国民の利益につながる使い方が出来るか出来ないか、するかしないか、行政側の手腕にかかってきますね。

             (H.N 記)

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